ファンタジーベースボールとはアメリカ発祥の野球版ペーパーオーナーゲーム。
野手、投手それぞれの成績をもとにポイントが乱高下するスリリングなお遊びなのである。
遊び方・ルールはこれといって決まりはなく、本リーグでは下記の方法で一年間プレイを楽しんでいくことになった。
<リーグ規定>
(1)年俸総額30億円のサラリーキャップ制
(2)本年度はオーナーの出身地地方の出身選手のみの縛り(08、09年度はリスト形成する前にプレイヤーのダブり防止とする各球団10人完全ウエーバードラフトを実施)
(3)選手登録は28人
□内訳□
▼捕手…2人
▼一塁手…2人
▼二塁手…2人
▼三塁手…2人
▼遊撃手…2人
▼外野手…6人
▼指名打者…2人(自由にあてがえる、いわゆるJOKER的扱い)
▼先発投手…6人
▼救援投手…4人
(4)ポイント算出方法
□打者□
・打率、打点、ホームラン、盗塁、得点の5項目から計算。今年は4チームでの旗揚げとなるため、各項目トップが4ポイント、最下位が1ポイントとなる。
□投手□
・防御率・勝利・セーブ・奪三振・WHIP【(安打数+四球)÷イニング数】の5項目から計算。
ポイント計算は打者と同じ。
**総合ポイントが多い球団が優勝となる。
<解説>
(1)について
▼30億円というのは結構裕福な気持ちになれる。本リーグをはじめる前年まで大杉カツオ氏とプライベートで5年近く遊んでいたのだが、ある年は総額18億円の通称・広島シバリでプレーした時は先物取引並みにその年ブレイクしそうな年俸格安プレイヤーを探し出すのが一つの楽しみでもあった。経験上、20〜25億円の間が一番面白いかと思われる。
(2)について
これは駆け引きが必要。完全ウエーバーなため、事前に指名する球団オーナーの心理状態を的確に読み取るのが長嶋茂雄讀賣ジャイアンツ永久監督が唱える“勝利の方程式”である。
また実力の割りには年俸がクソ安いというプレイヤーはその年のドラフト目玉となりやすいために要注意といえる。
ただ2010年は少し別の縛りを設けようと言う事で、オーナーの出身地域の出身選手だけで編成する地域縛りを設けた。
(3)について
とりあえず勝手にポジション分けを行っている。基準は誰が見てもこのポジションだろうというあたりに押さえている。阪神・平野は二塁?いや外野だろう?日ハム・中田はDH以外は有り得ないというファンの声が聞こえてきそうだが、まあ適当に。中日・和田を捕手に指名というのもオーナー同士間で認めれば、それもアリってこと。中日・森野は捕手以外全てOKだろう。
(4)について
打者、投手とも各項目においてトップ争いを演じるならば、パランスの取れたプレイヤー選択が必須条件。オリックスのようなビッグボーイズ並みの打線を結成してしまうと何かと偏りがちな成績に陥りやすい(あらっ!名古屋エクスポスはその臭いがプンプンするぞ)。足を絡め、率を残せる小兵選手も数人抑えたいところだ。またピッチャーに関してはセーブを完全に捨て去り他4項目を完全制覇に走るという手がある。三振だけは取れるピッチャーが限られるので、ドラフト時から前年成績をよく確かめ、上位指名することが望ましい。
(2009シーズン変更点)
1.2009年より外国人選手枠を撤廃した。
2. ホールドポイントが成績に付加された。
3.DHは野手の中から自由選択。
(2010シーズン変更点)
1.オーナーの出身地域の出身選手だけで編成する。河内は大阪、日本海は日本海に面した各県とアジア地域、関東は関東、東海は東海という具合。
えー、セクシャルヴァイオレット・リーグ、略してセ・リーグ、あっちのセ・リーグよりもよっぽどセクシーでファンキーな「セ・リーグ」のコミッショナー、正式名称「オメッショナー」のスージー鈴木です。
さて、高まる期待、高まる血糖値の中、賑々しく始まりましたファンタジー・ベースボール。名古屋、新潟、河内、熊谷の中で、どこが優勝するのか。たいへん興味深いところです。
このファンタジー・ベースボール、そしてセクシャルヴァイオレット・リーグを盛り上げるために、私は強権発動しますよ。えぇ発動しますとも。どこかの名ばかりのコミッショナーではないのですから。発情もしますが、発動もしますとも!
そこでまず、このリーグのすべてを規定する「憲章」を作りました。今さっき。
[セクシャルヴァイオレット・リーグ憲章]
ひとつ、セクシャルヴァイオレット・リーグは、夜に策士たれ。
ひとつ、セクシャルヴァイオレット・リーグは、夜に強くあれ。
ひとつ、セクシャルヴァイオレット・リーグは、アメリカ女に抱きつけ、抱きまくれ。
というわけで、夢のリーグが始まります。このセ・リーグの優勝チームがあのセ・リーグの優勝チームと戦う、クライマックス・シリーズよりもすごい「エクスタシー・シリーズ」が行われる日を信じて。
平成二十年三月二六日 初代コミッショナー・スージー鈴木
|