サブローの一番長い日(instrumental)
曲:スージー鈴木
「前のバッターが敬遠されたので、強い気持ちで打席に向かいました。絶対にクライマックスシリーズをマリンで行いたかったので、今日決める事が出来て本当にうれしいです。先発の成瀬が最多勝を取る事が出来なかったのは残念ですが、いい投球をしてくれました。明日は仙台の移動ゲームですが勝って明後日マリンに帰って来ます。」
2007年のマリーンズ・ベストゲームは、と訊かれたら、それはたぶんクライマックス・シリーズ第1ステージの第3戦ということになるだろう。事実、マリーンズ公式サイトにおける「2007ベストゲームinマリスタ」の投票、1位はこのゲーム。神がかった成瀬の投球、里崎のスクイズ、そして満塁からのサブローの三塁打。
しかし、同じくサブローの三塁打が、もっと深い意味と価値をもったゲームを覚えておられるだろうか? 2007年10月3日。対ホークス戦。ここで勝てば2位確定。クライマックス・シリーズのマリン開催が決まる。
8回表に2点を取られ逆転された後の8回裏。福浦内野安打、ツヨシバントヒット、早川送りバント、ここで1死2・3塁。
ここで大松が敬遠され1死満塁。「4番の」サブロー勝負となる……サブローの野球人生の中で一番長い日、だったのではないか?
そこで、満塁走者一掃のタイムリー・スリーベース。結果7対5で見事勝利。2位とクライマックス・シリーズのマリン開催確定。冒頭はサブローのヒーロー・インタビュー。
大松が敬遠されてから、3塁に到達するまでのサブローの心理状態を、ギター一本で表現してみました。前作が凝りに凝った曲だったので、今回はギター一本、一発録り、多重録音無し。
ミックスされた実況はJ SPORTSチャンネルの同試合中継より。ま、スカパー!の「プロ野球セット」、オフシーズンも含めて10年間加入し続けた優良会員なのでお許しください……
「野球音楽の殿堂」始まって以来のインスト。サブローに捧げます。
♪スージー鈴木(左投右打)
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