2008年11月アーカイブ

河内 100 000 000  |1  
新潟 000 000 002×|2

勝:岩隈 負:永川 本塁打:リック(河内),ズレータ(新潟)

大阪から新潟に鉄道で入るのは、新幹線で東京経由というのが常識である。それは漫画「あぶさん」の中で、新潟出身の主人公景浦安武の息子、景虎が少年時代にこのルートで親父の故郷である新潟に入ったことでもうかがい知れる。いや、まぁそれ以前に飛行機で行けよ、ということだが。

日本野球史の恥部として永遠に語り継がれるであろう最低のゲーム、エクスタシーシリーズ1stシリーズで(結果的に)大勝した河内は意気揚々と新潟に乗り込んだ。ただその乗り込み方が問題で、大阪から北陸線経由で新潟に入ったのである。

特急「サンダーバード」で富山まで、そこから「きたぐに」で長岡。新幹線「Maxとき」で新潟。要するに鉄道ファンの旅「鉄旅」である。

その上、泊まる駅すべてで駅弁を食べ、また酒を飲みという緊張感のなさ。物見遊山とはこのこと。この移動に同行した、河内軍オーナーであり、セ(クシャル・ヴァイオレット)・リーグの「オメッショナー」、鉄道ファンとしても名高いスージー鈴木氏の単なる趣味の旅程だ。

もう一人の重要人物がこの移動に連れ添っている。そう、月亭可朝である。1stシリーズで「ボイントス」と「春歌斉唱:嘆きのボイン」を担当した可朝。先般捕まった可朝。政界立候補時の公約が「一夫多妻制」だった可朝。

この可朝が、新潟の歓楽街に河内ナインを連れ出したからさぁ大変。新潟美人に感激したボカチカとシコースキーが全裸で信濃川に飛び込む始末。

そんな体たらくの河内軍だったが、新潟「柿の種スタジアム」にて行われた2ndシリーズ(一試合制)では意外に善戦。成瀬善久の快投でシーズン1位の新潟をゼロに抑え、リックのホームランで一点先制。あわや大波乱かという九回裏、新潟ズレータが永川から「古町ファイヤー」でサヨナラ。新潟2×-1河内。

「♪河内ナインは~新潟のためにあるんやでー......」と可朝。お疲れ様でした。これで新潟の完全優勝が決定。スタジアムを揺るがす「ジェンキンス!ジェンキンス!」のコール。海を越えてあの国にまで響いたとの噂。

※なお、このバカ小説は、すべてフィクションです。当たり前だ。

5点差をつけ名古屋、このまますんなり逃げ切りかと思いきや、そういかないのが世の常というもの。6回裏、マー君から交代した中田がいつもの通り、大炎上!絶妙なる四球、死球のコンビネーションから代打・大松のグランドスラムが飛び出し、この回だけで一挙10得点の大逆転。その後も中田病が投手陣に伝染し、6回から8回までに12四死球の大乱調!リーグトップの投手陣を持つ名古屋軍としては予想もつかない展開へ。ブルペンに残る投手も尽き、ナカタショーが醜い笑みを浮かべながら投球練習を始めたその時、突然スタンドから飛び降りたその男こそ、ゾマホンそっくりのいかつい風貌のドミンゴであった。シーズン途中からほぼ飼い殺し状態であったドミンゴ。来季の契約を得ようと汚名挽回のピッチングに挑んだ。が、結果は無残なもの。代わり端、途中からマスクを被った銀仁朗の股間に直撃!悶絶する銀仁朗。それを見て、"いつまで痛がっているんだ!"と罵倒するドミンゴ。両軍入り乱れての乱闘事件へ発展!収拾をつけようと両監督が割って入る。揉み合う選手が一人、二人抜ける中、乱闘の輪からズラも取れ、ふんどし姿で裸体となったスレッジが一人雄たけびをあげた!"そぉ~れ、ドンドン!"となれば、鳥谷、北川、そしてオカワリも黙ってはいない。何故かゲームは中断し、季節外れの大盆踊り大会へと発展。"宴たけなわとは思いますが..."スージー鈴木コミッショナーのアナウンスで2時間40分の中断がようやく解ける。すでに時計の針は深夜2時を過ぎていた。スタンドに残ったファンも目で確認できる数。外野スタンドでは流しそうめんを食すファンも出現。その光景を見て、ヤル気を失ったのか、突然主審がサスペンテッドゲームをコール。8時間43分という壮絶そしてバカバカしいエクスタシー1stラウンドは河内軍に軍配が上がった。

 

名古屋エクスポス2 0 6  0 1 0  0 0      9

河 内ヤンケース1 0 0  2 1 10 6 4X   24

このアーカイブについて

このページには、2008年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2009年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。