10月は名古屋へ行こう
前にも書いたことがあるような気がするけれど、
ワタシはクライマックス・シリーズ(以下CS)制度支持派である。
とはいえ、去年までは概念として「支持」していただけだった。
しかし、今年は違う。
応援しているチーム(スワローズ)が、初めてCS圏内にいる。
正直、チームの現状は「30km過ぎでガス欠になったマラソンランナー」状態だが、
まぁ、なんとか滑り込めるだろう。
なんというか、「10月の楽しみ」があるというだけで、
日々の試合をチェックする気合が変わるのである。
12球団にはそれぞれファンがいるわけで、
今年の場合は、現時点で、
7球団(巨、中、ヤ、日、ソ、西、楽)のファンがCSの恩恵に預かっているはずだ。
もしCS制度がなければ、この時点でテンション高く試合を見られるのは
3球団(巨、中、日)のファンにすぎない。
この事実を、決して軽く見てはいけないと思う。
日程を調べたら、今年のCSは、セ・パが完全な同時進行となるようだ。
これはこれで、面白いかもしれない。
(メジャーのように、試合開始時間はズラしてほしいが)
ワタシはおそらく、1stラウンドのナゴヤドームに
こっそりと潜り込んでいることだろう。
完全アウェー状態であり、戦力的にも劣勢は否めない。
しかし、それでもいいのだ。
スワローズファンは「1位通過⇒日本シリーズV」の快感は散々味わっている(自慢!)。
それよりも「ワイルドカードからの挑戦」という新鮮な体験に、心が躍る。
気分はまさに、97年のフロリダ・マーリンズである。
でも考えてみたら、巨人と中日は、引っ繰り返る可能性が十二分にあるんですよね。
う~ん、対巨人はからっきしだし、逆に、中日にはなぜか相性が良い。
そんなことより、東京ドームだと「アウェーの地に乗り込む」という旅情がないよ。
やっぱり、新幹線に乗り込まないと気分が出ないし。
もしかすると、約35年のプロ野球観戦人生で、
初めて巨人を応援する破目になるかもしれない……。
(オースギ)