明けましておめでとうございます。
東京は抜けるような青空、穏やかな元日です。
社会に閉塞感が漂う中、つい目先のことばかり気になる我々ですが、
こんな時代だからこそ、大きな視野でゆったりと
野球を見つめ、考えていこうと思います。
1929年の世界恐慌のときも、
ヤンキースタジアムではベーブ・ルースが本塁打を打ち続けていました。
敗戦直後、焦土となった東京の神宮球場では、
大下弘が青バットで本塁打をかっ飛ばしました。
どんな時代であろうとも、野球は不滅なのです。
「プロ野球100周年」の2034年まで、あと25年。
これからの25年、社会がどう変わろうとも、
我々野球バカは「プロ野球」を支え続けていかなくてはなりません。
1934年、来日する全米選抜を迎え撃つために急遽誕生した「職業野球」。
16歳のエース・沢村栄治と、ルースやゲーリックとの対決で始まった日本のプロ野球。
2ヵ月後に迫ったWBCは、日本の「沢村賞投手」たちが
メジャーリーガーたちに真っ向勝負を挑む舞台。
それは、1934年の「初心」をあらためて思い起こす舞台でもあるはずです。
今年も、そしてこれからも、大いにプロ野球を語りましょう。そして、プロ野球を支えましょう。
(オースギ)