たまにはMLBの話題を。
今季、もっともエゲツない補強をしたのは
ヤンキースでもレッドソックスでも、はたまたドジャースでもなく、
デトロイト・タイガース。
もともと強力なメンバーが揃っているところに、
貧乏球団(フロリダ・マーリンズ)の主砲(カブレラ)とエース(ウィリス)を強奪したのだから、
ほとんどのメディアがチャンピオン予想の本命に推すこととなった。
だって、開幕前の想定メンバーを眺めていたら
イヴァン“パッジ”ロドリゲスが8番とか9番なんだもの。
「こりゃダメだ」(いかりや長介)とタメ息をついたものです。
ところがフタをあけてみたら、なんと開幕7連敗!(7敗目は松坂Dice-Kにヒネられた)
貧乏球団の主砲とエースを引き抜いて万全の補強をしたはずの大本命が、開幕ダッシュに失敗。
おや? なんだか日本の某球団と酷似しているではないですか?
一方、同じAL中地区で、大方の予想に反して好調なスタートを切ったのが、
トレイ・ヒルマン率いる貧乏球団ロイヤルズ。
若手主体のメンバーで、目指すは“スモールベースボール”。
おや? こちらも日本の某球団みたいですね。
そんなわけで、こちらのセ・リーグとあちらのAL中地区では
奇妙なシンクロ現象が起こっているのではないか、と愚考する次第。
ここまで読んでいただいた方々はお察しの通り、
タイガースは讀賣で、ロイヤルズはヤクルト。
さらにいえば、
最後は地味に勝ち抜けそうなインディアンズが中日、
圧勝or惨敗の雑な野球でおなじみのホワイトソックスが横浜、
育て上げた選手を引き抜かれる悲しきローカル球団ツインズが広島。
これで、カブス(=阪神。助っ人フクドメは、今のところオマリー級の貢献度)が
ALに異動してきたら完璧なんですがね。
お後がよろしいようで。
(オースギ)