アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗
第2次世界大戦中、強制収容キャンプに入れられてしまった日系アメリカ人家族が、戦時中の困難な状況に直面しながら、“野球”を通して、自分たちの生き方を模索していく。当時の日系アメリカ人強制収容キャンプに実存した野球チームを基にしたストーリー。
この作品、野球をメインに取り上げてはいるものの野球映画ではない。
アメリカの国民的娯楽である野球を通じて、日本人そして人間としてのプライドを見せ付けるため、野球はいわば“道具”として使われている。
アメリカの大地で生まれ育ちながら、ルーツが日本というだけで弾圧された日系アメリカ人の心の叫びがボールにバットに向けられている。
まさに平々凡々と過ごしている我ら日本人より日本人に映る彼ら。
松本人志的に言えば、まさに大日本人といえよう。