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2007年07月 アーカイブ

2007年07月11日

VIVA!アメリカ夢の球宴

本日はアメリカ版夢の球宴デー。

メジャーリーガーも協力して街はもうお祭り騒ぎ!

2007年07月12日

来年のオールスターは……


MLBのオールスターはつつがなく終了。
個人的には連敗中のナショナルリーグを応援してたんですが、
でも、試合前セレモニーも試合そのものも、いい内容だったと思います。

とはいえ、ひと言。ワタシはNHK・BSの中継を録画して見たんですが、
セレモニーに登場したウィリー・メイズの傍らに
ボンズがピタリと寄り添って「介護」している映像が延々と流れているのに、
「メイズはボンズの父親とチームメイトで、なおかつ、ボンズの『名付け親』である」
という基本中の基本情報を伝えてくれないNHKのアナウンサーは要反省!

さて、中継中にも紹介されていましたが、
来年のオールスターの舞台はヤンキースタジアム。
なぜかというと、09年から新球場がオープンするため、
伝統あるオールド・ヤンキースタジアムの最後を飾るイベントとして選定されたわけです。
何しろ“レジェンド”のネタは山ほどある球場だけに、
どんなセレモニーが用意されているのか、今から本当に楽しみであります。

さて皆さん、日本にも、ヤンキースタジアムと同様、
08年限りで天寿をまっとうする球場があるのをご存知ですか?
そう、「広島市民球場」です。
そこで、NPBの来年以降のオールスター開催球場を確認してみると……

08年⇒京セラドーム、横浜スタジアム
09年⇒札幌ドーム、広島新球場

だからさ~、そうじゃないんだってば!
新球場はこの先、いくらでもオールスター開催の機会があるのだから、
何も09年にやるこたぁない。
それよりも、08年に「最後の(現)広島市民球場」でオールスターを開催して
花道を飾らせてあげるというのが、真っ当な野球愛の表現ではないですか?
被爆都市復興の象徴として建設され、長く苦しい低迷期を経て、
1975年の感激の初優勝、そして70年代末~80年代の黄金時代。
津田恒美が投げたマウンド、蜘蛛男がよじ登ったバックネット。
幾多の汗と涙と笑いが染み込んだ現・市民球場にOBたちが集結してこそ、
感動的、かつ野球的なセレモニーが成立するはずじゃないですか?

伝統への敬意よりも、新しいハコモノのお披露目を優先する。
このへんの意識をどうにかしない限り、
いくらイチローがMVPを獲ろうが、斎藤隆が好投しようが、
日米の“野球文化格差”は依然として埋まらない!と断言しておきます。

(大)

2007年07月17日

高卒 vs.大卒

毎度毎度の球宴ネタで恐縮ですが……。
まぁなんというか、「セ」対「パ」という図式は
ちょっとマンネリというかね。
たまには、違う趣向のチーム分けで戦ってみても
いいんではないかい、という話です。
たとえば、「高卒」対「大卒」なんてのはどうでしょうか?
試みに、今年の球宴出場選手を対象にして
チームを編成してみました。
(投手は1人1イニングと仮定)

【高卒チーム】
1(中)森本
2(遊)川﨑
3(三)小笠原
4(指)山﨑武
5(一)松中
6(右)福留
7(左)ローズ
8(捕)高橋信
9(二)TSUYOSHI
(投)田中⇒ダルビッシュ⇒涌井⇒成瀬⇒内海⇒杉内⇒小林宏⇒クルーン⇒藤川

【大卒チーム】
1(中)青木
2(遊)井端
3(右)高橋由
4(一)新井
5(三)小久保
6(指)ラロッカ
7(捕)阿部
8(左)稲葉
9(二)仁志
(投)高橋尚⇒グライシンガー⇒中田賢⇒武田久⇒久保田⇒木塚⇒馬原⇒岩瀬⇒上原

どうですか。なんとなく「らしいなぁ」と思うのはワタシだけ?
高卒チームは「勢い」を感じますね。
打者ならスピード&フルスイング、投手は先発スタミナ型多し。
一方、大卒チームは「つなぎの野球」って感じですね。
打者は粘り強くて逆方向にも打てる面々。投手は短期集中救援型多し。

本来、野球に学歴は関係ないわけですが、
やっぱり「高卒×大卒のドラマ」ってあるんですよね。

王貞治(高卒)×長嶋茂雄(大卒)
衣笠祥雄(高卒)×山本浩二(大卒)
西本聖(高卒)×江川卓(大卒)
掛布雅之(高卒)×岡田彰布(大卒)
松井秀喜(高卒)×高橋由伸(大卒)

これらのライバル関係に、「高卒」「大卒」というファクターは、
確実に影を落としていると思うわけです。
どちらが上とか下とかいう話ではないのですが、
野球選手としてのスタイルは、やはり好対照と思わざるをえません。

そして、この先の野球界でも、
「高卒」と「大卒」のコントラストを背景にした
ライバル物語が展開されていくでしょう。
それは、言うまでもなく
「田中将大×斎藤佑樹」であります。

(大)

2007年07月19日

まさに“大日本人”

アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗

第2次世界大戦中、強制収容キャンプに入れられてしまった日系アメリカ人家族が、戦時中の困難な状況に直面しながら、“野球”を通して、自分たちの生き方を模索していく。当時の日系アメリカ人強制収容キャンプに実存した野球チームを基にしたストーリー。

この作品、野球をメインに取り上げてはいるものの野球映画ではない。

アメリカの国民的娯楽である野球を通じて、日本人そして人間としてのプライドを見せ付けるため、野球はいわば“道具”として使われている。

アメリカの大地で生まれ育ちながら、ルーツが日本というだけで弾圧された日系アメリカ人の心の叫びがボールにバットに向けられている。

まさに平々凡々と過ごしている我ら日本人より日本人に映る彼ら。
松本人志的に言えば、まさに大日本人といえよう。

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