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2007年02月 アーカイブ

2007年02月01日

中村ノリ「巡回選手」計画


当サイトでも議論沸騰(笑)のノリ問題でありますが、

私もあるプランを思いつきましたのでプレゼンさせていただきます。

まず、ノリを「NPB預かり選手」とする。

年俸は最低保証の1500万で、それはNPBから支払うこととする。

(それくらいの予算はありますよね、根来コミッショナー代行?)

で、ここからは複数のオプションが考えられます。

①公式戦開幕から終了まで、12球団に順番にノリを送り込む。

ペナントレースは6ヶ月なので、2週間ごとに各球団を回る。

回る順番は、クジかアミダで決める。

ノリを一軍登録して試合で使うか、それとも二軍で塩漬けにしておくか、

それは個々の球団の自由裁量に任せる。

②「自由助っ人選手」としてNPBがプールしておき、申請のあった球団に随時派遣する。

ノリが欲しくなった球団はNPBにお願いして貸し出してもらう。

その際、最低でも2週間は一軍登録することとする。

2週間経ったら一度NPBに返還して、

延長希望があれば、さらにもう2週間、その球団に貸し出す。

ただ、他球団から「ウチも使いたい」と申し出があれば、

該当球団の間でクジかアミダ(笑)で決める。

これを延々、シーズン終了まで繰り返す。

都市対抗に「補強選手」という制度がありますよね。

まあ、あんなイメージです。

荒唐無稽なプランだと思われるムキもあるでしょうが、

私に言わせれば、

メジャー行きのための「ポスティング」などというシステムのほうが

よっぽど荒唐無稽だと思いますがね。

(大)

2007年02月06日

グアダードとパペルボン

2月6日の日刊スポーツのサイト。MLBのコーナーの記事タイトルより。

レ軍グアダードとマイナー契約 [6日10:04]
先発転向パペルボン球種増やす [6日10:03]

ワタシは日本プロ野球、特にパリーグ専門=(「デブ専」「フケ専」ならぬ) 「パ専」
なので、MLBにはまったく疎い。そのため、メジャーの選手の名前はほとんど知りませ
ん。

「グアダード」
「パペルボン」

そのため、メジャーの選手の名前を、先入観なく、純然たるコトバの響き、雰囲気、イ
メージを楽しむことができる。

「グアダード」
「パペルボン」

というわけで、

「グアダード」
「パペルボン」

すごい名前だ!

いろいろ調べずに、勝手にイメージを広げてみる。

「グアダード」…キャッチャー。03年シーズンの本塁打王。ハイスクール時代は野球だけ
でなく、レスリングにも熱中。身長2mを超す巨人。体重は120kg。胸毛ボーボー。それが
陰毛までつながってる。ビール瓶を脇でつぶすことができる。素手で人が殺せる。前科2
犯。テキサス州ダラス出身。


【野球浴スタッフ、勝手に想像】


逆に、

「パペルボン」…セカンド。バックトスが得意。おとぼけキャラ。ハイスクール時代は野
球だけでなく、スタンダップコメディにも熱中。ロッカールームでは、他の選手のモノマ
ネをして笑わせる。恐妻家。フロリダ州出身。


【野球浴スタッフ、勝手に妄想】


と、勝手にイメージが広がる広がる。

そういえば、ガニエ(って選手いますよね?)っていう名前はすごいな。グアダードより
もすごい。

よし。サイトで2人の実際のプロフィールを調べてみることにするか。いや、やめとこ
う。知らないほうがオモロイ気がする。

(ス)

2007年02月08日

左はボケで、右はツッコミ

ですよね、普通は。
人生幸朗・生恵幸子も、ツービート(きよしの役割は一応ツッコミ=「よしなさい」)も、
ダウンタウンも、チュートリアルも。

それが野球と何の関係があるかって?

チーム編成に対する好みは野球好きそれぞれにあると思いますが、
ワタシの場合、「同じチームに左腕と右腕のエースが並立する」という状態が、
結構好きなんですね。
ごく最近でいうと、日本ハムの八木とダルビッシュ。

この2人のキャラを眺めていて、ふと頭に浮かんだのが
「八木はボケで、ダルビッシュはツッコミだよなぁ」。
八木は左で、ダルビッシュは右。
それが唐突に、漫才の「立ち位置」につながったわけです。
我ながらアホですね。何の生産性もない思い付きです。

しかし一旦思いついたら連想は止まらないもので、
他チームにもこの図式を当てはめていくと……。

山本昌(左・ボケ)-川上憲伸(右・ツッコミ)
和田毅(左・ボケ)-斉藤和巳(右・ツッコミ)
高橋尚成(左・ボケ)-上原浩治(右・ツッコミ)
下柳剛(左・ボケ)-福原忍(右・ツッコミ)

どうですか。あくまでニュアンスですけど、
なんとなくアリな感じはしませんか?

その一方で、
ボケ(石井一、藤井、石川)は豊富なのにツッコミのいないヤクルトとか、
ツッコミ(清水直、小林宏、小野)は豊富なのにボケのいない千葉ロッテとか、
各チームの台所事情が見えてくるのもおもしろいところ。

この図式を古今東西のプロ野球にも敷衍すると、さらにキリのない事態と相成ります。

高橋一三(左・ボケ)-堀内恒夫(右・ツッコミ)
安田猛(左・ボケ)-松岡弘(右・ツッコミ)
松本幸行(左・ボケ)-星野仙一(右・ツッコミ)
工藤公康(左・ボケ)-東尾修(右・ツッコミ)
梶本隆夫(左・ボケ)-米田哲也(右・ツッコミ)
新浦寿夫(左・ボケ)-小林繁(右・ツッコミ)
ランディ・ジョンソン(左・ボケ)-カート・シリング(右・ツッコミ)
アンディ・ペティット(左・ボケ)-ロジャー・クレメンス(右・ツッコミ)
フェルナンド・バレンズエラ(左・ボケ)-オレル・ハーシュハイザー(右・ツッコミ)

最後に、所属チームは違うとはいえ、
今年はずっと「対」で扱われるであろうコンビを最後に。

井川慶(左・ボケ)-松坂大輔(右・ツッコミ)

(大)

2007年02月13日

トッププロスペクト

現在、日本国内に流通している野球雑誌は少年野球からプロ野球まで色とりどり。

その中でも一番力を入れているのがプロ野球と高校野球。高校野球本に至っては甲子園絶対主義的なものがあり、その後ドラフト指名までをエンディングとして出版されているものが多い。

なんともブツ切れな状態でストーリーが完結しており、野球好きにとってなんとも欲求不満なわけ。そうプロに入ってからの情報があまりにも少ないのが現状だ。


鳴り物入りで××球団に入った○○ってどうした?とか、なにやら○○って凄い選手って聞いたけど、どう凄いの?等、あまりの情報の薄さで噂が一人歩きし、実際にファームゲームを見た時、噂ほどでもないなとガッカリするケースも少なくない。


この時期多くの出版社並びに新聞社が選手名鑑号を発行する。ただどこもかしこも選手を並べているだけ。球団別パワーランキングというか、今年の新戦力はどうなの?という要望に応えるモノはこれしかない!というものを考えてみた。


それはプロ野球12球団期待の若手ベスト10。アメリカ的に言えば、Top prospect players!


順位付けのポイントは才能豊かなタレントはもちろんのこと、将来必ずやチームの中心選手として活躍しそうな入団歴が若い選手。

アメリカのベースボールアメリカ誌などでは開幕前に全30球団にわたって有能な才能を持つ若手選手を紹介している。

プロ入りその後の経過を知るうえにとっては最高なバイブルとなっているのだ。また毎年トップ10を選出するわけで、気になる選手の実力推移も一目で分かるというもの。

金の卵好きな野球ファンにとってはたまらない情報になるわけだ。


というわけで、未だ展開しない新聞・雑誌に先駆けて野球浴でパイロット版を作ってみた。

サンプルとして2007年度版中日ドラゴンズTop prospectを挙げてみる。


≪2007 中日ドラゴンズ Top prospect≫


1位・堂上 直倫

ドラフトではヤンキース松井以来となる讀賣、阪神も獲得を熱望した超ド級内野手。無理してでも一軍でプレーして経験を積ませたい。まずは守備力の向上に努める。


2位・中里 篤史

右肩故障も完全に癒え、今季が完全復活の年となる。打者の手元でホップするストレートは誰にも真似できない天性なモノ。守護神・岩瀬につなぐ絶対的セットアッパーとして活躍が期待される。


3位・佐藤 亮太

今季ブレイクが予想される先発型サウスポー。ミニ山本昌と表現すれば理解し易いか。多種多彩な変化球で打者を翻弄。


4位・春田 剛

シュアなバッティング並び風貌ともに、かつてパ・リーグ首位打者のタイトルを獲得した元福岡ダイエー(現福岡ソフトバンク)佐々木を彷彿させる。出場機会を求め現在ファーストの守備を猛特訓中。来年福留の穴埋めはこの男に任す。


5位・中村 一生

昨年ハワイウインターリーグに派遣された潜在能力豊かな外野手。バッティングで一皮剥ければ多村クラスに成長するのも夢ではない話。


6位・新井 良太

元気だけではすでに12球団でもトップクラス。持ち味の思い切りのよいバッティングを磨き、まずは代打のスペシャリストとして一軍定着したい。


7位・平田 良介

落合監督の現役当時を彷彿させる神主打法を完成し、和製カービー・パケットを目指す。懸念されていた肩の不調もかなり改善され、高校時に見せた走攻守三拍子揃ったプレーも近日公開できよう。


8位・藤井 淳志

昨年の開幕戦にスタメン出場。堅い守備、強肩は首脳陣の間でもかなりの高評価を得ている。あとは非力のバッティングの向上のみ。スイッチから右打席のみに専念しレフトポジションの強奪を目指す。


9位・高江洲 拓哉
公立の星として期待され入団。投手転向したまだ日が浅い分、伸びしろを大きく期待。ムダのないしなやかなフォームを見れば大物の予感を感じずにはいられない。


10位・福田 永将
既に完成されたバッティングにポスト谷繁一番手の保証書がこの秋にも届きそう。まずは多くの実戦経験を積むこと。是非辻二軍監督にはファームのゲーム全試合、彼にマスクを被らせる英断を下してもらいたい。

そして…


番外・ノリ中村
期待の若手というわけではないのでバッテン打ちで(笑)

生涯本塁打数319本の育成選手。育成といってもこれ以上太らせることは禁物。ノリサイコロは中日にとって良い目と出るのか、また悪い目と出るのか。まさしく劇薬モルヒネプレイヤーであることは間違いなし。

まあノリは冗談として、中日ファンはもちろんのこと、それ以外ファンの方にも、もっと若手に注目してもらいたい。そんな意味を込め提案してみましたが、皆さん如何でしょうか?

(竹)

2007年02月14日

左投げ右打ち。その素晴らしい世界。

最新の「週刊ベースボール」は、選手名鑑号。1年でもっともよく売れる号だという。

かつては「変な選手紹介」探しに熱中したことがある。毎年、横浜の佐伯選手が割と笑わせてくれて、昔は趣味特技の欄に「縦列駐車と車庫入れ」とかシュールな回答を寄せていて面白かった(ちなみに最新号では「設計」。なんやそれ=笑)

で、今年も読んでみました。とりあえず、千葉ロッテから読み進めるのが恒例。目が止まったのは、期待の外野手、竹原直隆。

「(1)1980.4.21生=27歳(2)左右…」

お、「(2)左右」。つまり左投げ右打ち!これはたいへん珍しいぞ。

左投げ右打ちというのは、イチローを中心に栄華を極める右投げ左打ちに比べて、左投げ=守るところが限られる、右打ち=1塁ベースに遠い、と何もいいことがないものなのだ。

これまでの長い野球人生、左投げ右打ちで通しつづけて、その上プロにもなった竹原。率直に感心する。ほめるぞ。

なんでこんなことを言うかというと、実はこのワタシがなんと左投げ右打ちなのです。少年時代から、右投げや左打ちをどれだけ羨んだことか。

で、ちょっと興味が出てきて、この選手名鑑の中で、ほかにも左投げ右打ちがいるのか、調べてみました。いましたよ。なんと6人も。

「2007年NPB左投げ右打ち倶楽部」

・竹原直隆(千葉ロッテ:外野手)
・セラフィニ(オリックス:投手)
・樋口龍美(中日:投手)
・ウィリアムス(阪神:投手)
・筒井和也(阪神:投手)
・ホリンズ(巨人:外野手)

あと、千葉ロッテの投手、木興拓哉(きこうたくや)は「左投げ両打ち」。なので、この「左投げ右打ち倶楽部」の準メンバーとなる。

ちょっと余談。普通左利きのギタリストって、当然、右利き用ギターと逆の順番に弦を張りかえて使っているわけだが(ポール・マッカートニー、ジミ・ヘンドリックスなど)、松崎しげるって、右利き用のギターを、そのまま(弦を張り替えずに)左利きで使っているらしい。この話と、左投右打はちょっと似てる? 似てないか。

ちなみに、竹原の趣味・特技は「エクセル」。セラフィニの出身高校は「セラ高校」。「左投げ右打ち倶楽部」、目が離せないぞ。

(ス)

2007年02月15日

プロスペクトについて

先日の(竹)さんの原稿への補足として。

プロスペクトを予測する上で大事なのは、
「その選手に出番があるか否か」だと思うのです。
どんなに力があっても、試合に出なければ
何の結果も残せないのですから。
したがって、選手の能力査定と同時に、
所属チームの状況を把握することが大事になります。
たとえば、ウエスタンで2年連続本塁打王の喜田剛(阪神)は
本来ならバリバリのプロスペクトなのですが、
一軍レギュラーがほぼ固定されているうえに、
監督の起用方針がきわめて保守的という阪神の状況を考えると
プロスペクトランキングで上位には推しにくくなる、と。

そういった意味も踏まえて、ワタシの独断ではありますが、
12球団からプロスペクト候補をピックアップしてみました。

田中将大(楽天)

本人のポテンシャルは言わずもがな。
(昨夏の甲子園はコンディション最悪。ハンカチ王子より
能力が劣るなどということは絶対にありえない)
それにもまして、猫の手も借りたい楽天投手陣ならば、
開幕ローテ入りはほぼ確定的。
負け数も相当つくことを覚悟すべきだが、
うまくいけば高卒1年目で2ケタ勝利も可能と見る。

中里篤史(中日)
昨年の日本シリーズでは負け試合で登板したが、
ストレートの力感には目を見張らされた。
あの場面で起用されるという事実が首脳陣の期待の表れであり、
平井の先発転向が実現すれば、
そのポジションにすっぽり収まると予測される。
剛速球が売り物のセットアッパーとして、
05年の藤川球児(阪神)、06年のJ・ズマヤ(タイガース)
のようなセンセーションを巻き起こすのではないか。

金子洋平(日本ハム)
センター森本、ライト稲葉。
しかしレフトは誰……というのが今季の日ハム外野陣。
ベテラン坪井、中堅の紺田、川島らとの争いになるが、
キャンプでの評価、さらに「長距離砲」としての魅力を踏まえて
レギュラー獲りの公算はかなり高い。
アマ全日本の4番から日ハム入り、という経歴は
かつての中島輝士を思わせる。

竹原直隆(ロッテ)
ロッテの外野も一角が空いている。
昨年は同期入団の大松がブレイクしかけたが、尻すぼみ。
ならば今季は、2年連続イースタン本塁打王の竹原を推してみたい。
タイプは違うが、「左投右打の外野手」ということで
“幕張のリッキー・ヘンダーソン”と命名!

飯原誉士(ヤクルト)
昨年のハワイウインターリーグ本塁打王。
岩村の抜けたサードを宮出と争うが、本職の外野でも出動可能。
新外人のガイエル(ライト)が途中でコケた場合は、
出場機会がグッと増えるはず。
長打を打てて足も速い、秋山幸二系の逸材。

会田有志(巨人)
大卒2年目で、今季から完全アンダースローにモデルチェンジ。
父・照夫氏の現役時代(78年ヤクルトV1メンバー)を
知っている者にとっては実に感慨深いものがあります。
慢性人材不足の巨人リリーフ陣の救世主になりそうな予感が。

本多雄一(ソフトバンク)
球界一の戦力を誇るホークスだが、泣き所はセカンド。
ベテラン本間、中堅の仲澤ともに決め手なく、
ならば昨年も後半戦で起用されていた23歳の若手を抜擢したい。
いかにも小回りのききそうなスピードタイプで、
川﨑ムネリンとの相性もよさそうだ。

とまあこんな具合で、
結局、プロスペクトを予測することは、
各球団の戦力分析にもそのままつながってくるのです。
キャンプ、オープン戦の報道も、
このクラスの選手の動向こそが要注目であります。

(大)


2007年02月22日

「ティーバッティング」って何だ?

かねてからの疑問。打者の至近距離からトスをあげてそれをネットに打つ練習。あれを「ティーバッティング」っていうことはおかしいのではないか、と。

「ティーバッティング」っていうからには「ティー」、つまりゴルフのティーと同じく、台(のようなもの)に置いたボールを打つ練習じゃなきゃいけないのに。なぜ「至近距離トスバッティング」を「ティーバッティング」と呼ぶのか?

あの「台(のようなもの)に置いたボールを打つ練習」は、そんなにマイナーなのか?


というのは、ワタシは確かに見たことがあるのだ。台に置いたボールを打つ練習を。いや、実は小学校時代、ソフトボールチームで、実際にこの練習をやったこともあるのだ。見事に台自体をヒットしたけど。

で、いろいろ調べてみると、衝撃的な事実が判明した!(special thanks to 藤原ヒロユキ氏)。

(1)台に置いたボールを打つ「ティーバッティング」は、日本だけでなく、メジャーでもやられているたいへん由緒正しき練習法である。

(2)それどころか「ティーボール」というスポーツも存在する。⇒http://www.teeball.com/

(2)'ちなみに日本ティーボール協会会長は、なんと海部俊樹元首相。

(3)逆に、打者の至近距離からトスをあげてそれをネットに打つという、「ニセ・ティーバッティング」を開発したのが、中西太で、この練習法で成長したのが若松勉である(「豪打列伝2」文春文庫ビジュアル版より)。

つまりは、「ティーバッティング」は実在するどころか、たいへん由緒正しきもので、むしろ、「ニセ・ティーバッティング=至近距離トスバッティング」のほうが日本固有の発明なのである。

なるほどなるほど。じゃ、慣習とはいえ、ニセ・ティーバッティングをティーバッティングと呼ぶのをやめればいいじゃないか、と思う。

というわけで、謎が解決して、ほっと一息だ……いや、ちゃうわ! 謎の本質は、「なぜニセ・ティーバッティングがティーバッティングと呼ばれるようになったのか」ということやった! どなたかご教示をたのんます!

(ス)

2007年02月23日

メジャーリーグの国のゴムボール野球

男の子なら誰もが一度はプレイした事があるゴムボール野球。
まあボールそのものは駄菓子屋や文具店で売ってるビニールボールだったり、軟式テニスのボールだったりする訳ですが、学校の校庭や空き地で、時々ホームランやファウルでボールがなくなったりもしながらゲームセットとなる日没まで私もよく遊んだものです。

場所がないと月極駐車場でやったりもしました。ライナーが駐車してる車にバンバン当たったり、車の下に転がったりして・・・
車の所有者が来ても「まあゴム野球なら」みたいな感じで子供の遊びに寛容で、何かと大らかな時代でしたね。昭和は。

で、そのゴムボール野球、ネット上ではひそかにリーグが出来ていたり大会が行われている様ですが、ベースボールの本場アメリカはどうなのか?というと、あるんです!
「Wiffle Ball」というWiffle社のプラスチックボール(良くニセトス打撃練習用にスポーツ店で売られている黄色い穴あきプラ球みたいなもの)と、長さ30インチ、直径の約1.25インチの黄色いバットを使って1チーム5人で行われます。

実際の模様はYoutubeで見る事が出来るのですが、これがなかなか面白いです。

Hess Field Wiffle Ball 2005 Championship Game
http://www.youtube.com/watch?v=9ZQq2b9iDXE&mode=related&search=
伊藤智仁ばりの超絶スライダーに思わず興奮してしまいました

Wiffleball: 2005 Fast Plastic NCT Highlights
http://www.youtube.com/watch?v=jR1mCKKGUQk&mode=related&search=
こっちはかなり競技色が強い分、面白いですね。

Golden Stick Blue wins New England '06
http://www.youtube.com/watch?v=JIp2Fvu78Ck&mode=related&search=
実際の試合の模様。いきなりのホームランで盛り上がる。

Wiffleball 2001 NCQ: Lakeside Kings vs Run Fac
http://www.youtube.com/watch?v=nbnif_Wxbhk&mode=related&search=
こちらは投手戦。しかし良く曲がる曲がる・・・

これはメーカー(Wiffle社)のサイト
http://www.wiffle.com/
ルールも解説されてます

ちなみに協会(NJWA)のサイトもあるようです
http://www.wiffleballusa.com/

もともとピクニックの時に楽しむスポーツとして発展して行った様ですが、流石アメリカだなぁと思ったのがWiffle Ballの大会が行われるための球場(しかもコンプレックスタイプで、複数面あるのです)が出来たり、なんと今は亡き偉大なソウルシンガー、マーヴィン・ゲイもプレイしていたという話も。

そろそろオープン戦もはじまりますし、1チーム5人で怪我の心配もなく手軽に出来るWiffle Ballで僕らも盛り上がるしかないですね!

(小)

2007年02月27日

サザンの「スカウティング・レポート」で遊ぶ

たまには(?)野球からちょっと距離がある話、ということでロックの話を。ま、野球もロックも異母兄弟みたいなもんですから。とはいえ、サザンオールスターズの話です。そんなにマニアックではない、否、日本一メジャーなバンド。

彼らの全楽曲を批評するという意欲的な書籍がこのたび発売されました。「クワタを聴け!」。集英社新書。

書いているのは中山康樹という方で、この方は、ビートルズなど他のミュージャンの全曲批評モノでもつとに有名です。一部では「全曲批評のカリスマ」とまで崇め奉られていまして。ワタシ的にも大好きです。

で、この本はご丁寧に、全曲に5つ星で評価点まで付けている。すごいなぁと。

というわけで、今回のネタは、この本をサザンの曲という「選手」のスカウティング・レポートと捉えて(=中山氏を小関順二氏あたりの論客と仮設定して)自分が作った「ベストナイン」を、彼の評価と照らし合わせて遊ぼうというネタです。

まず、ワタシ版「ベストナイン」。当然「オーダーの殿堂」形式で作ってみました。ワタシのサザンはアルバム『KAMAKURA』で止まっています(笑)。

[極私的サザン・ベストナイン]
1番センター/思い過ごしも恋のうち
2番セカンド/EMANON
3番ライト/いなせなロコモーション
4番ファースト/Melody(メロディ)
5番DH/夕方hold on me
6番サード/旅姿六人衆
7番キャッチャー/シャ・ラ・ラ
8番レフト/サラジェーン
9番ショート/松田の子守歌
ピッチャー/勝手にシンドバット

で、これらが中山氏にどう評価されてたか。さてさてさて!

1番センター/思い過ごしも恋のうち
⇒★★★★★
2番セカンド/EMANON
⇒★★★
3番ライト/いなせなロコモーション
⇒★★★★
4番ファースト/Melody(メロディ)
⇒★★★★★
5番DH/夕方hold on me
⇒★★★★★
6番サード/旅姿六人衆
⇒★★★★
7番キャッチャー/シャ・ラ・ラ
⇒★★★★
8番レフト/サラジェーン
⇒★★
9番ショート/松田の子守歌
⇒★★★
ピッチャー/勝手にシンドバット
⇒★★★★

なるほど。かなりリンクしています。全般的にはかなりの「重量打線」。

ちょっと8番の『サラ・ジェーン』あたりで気が抜けて併殺とか取られる感じですが、それより何より、1番センター『思い過ごしも恋のうち』は、先頭打者本塁打っていう感じの威風堂々さ。こりゃ真弓明信だわ。

そして、『いなせなロコモーション』から『Melody(メロディ)』『夕方hold on me』の超ド級クリーンナップもバース、掛布、岡田の壮観さを思い出させます。

なるほど! サザンは音楽界のタイガースだったんだ!

あ、ちなみに、最後のフレーズは、桑田氏とユースケ・サンタマリアが出てた音楽番組『音楽寅さん~MUSIC TIGER』に引っ掛けたのですが……お後がよろしくないようで。座布団没収。

(ス)

2007年02月28日

日本ハム森本の応援歌に異変が!

北海道日本ハムファイターズの森本外野手と言えば、この野球浴のコーナー「野球メシ」でも実家である焼肉絵理花まで駅歩何分か?なんて取り上げているし、野球浴のオープン記念打ち上げもこの店で行われた。
ところがその森本選手の打席時に歌われる個人応援歌に「異変」が起きたというニュースが入ってきたのだ。

野球浴の「野次!・ヤジ!・野次!」にも投稿して貰ってる「B・T」君から情報が入ってきたところによると、森本の個人応援歌の前奏部分『焼肉絵理花〜 日暮里駅前〜 歩いて5分の一等地〜』 が今年から削除される事になった模様。

確かに応援団のサイトでも「前奏は歌わず、手拍子でお願いします」と告知されているほか、ファンサイトでも「慣れるまでつい歌ってしまいそう」というメッセージも散見出来た。

これにはいくつか憶測が飛んでいるが、昨年あたりから北海道日本ハムファイターズの躍進、またそれ以上に森本選手の活躍が目覚ましく、それに比例して店のキャパシティをはるかに超えた集客ぶりに待ったがかかったのでは?と読んでいる。

真相は定かでないし、客商売だけにそんな野暮な事はとても尋ねられないが、現在の焼肉絵理花は予約をしないと入れない盛況ぶり。
連日北海道からのファンも詰めかける状態に、まずフリでの入店は不可能に近い。
特に日本一になった試合には定員をはるかに超えた約40人以上のお客さんが店に詰めかけ(満席時でだいたい20人強ぐらいか?)、稲葉ジャンプを試みる者が出そうになったり(そんな事をしたら大惨事になるだろう)これまでには考えられなかった泥酔者が出たりと軽いパニック状態になったという話も聞いている。

拙サイトでも「焼肉絵理花へ行くには?」などと地図付きで書いてしまったが、これは遠く北海道の方や熱烈な森本ファンがわざわざ慣れない地まで足を運んで迷子になってしまわない様にと思って描いてみたもの。

客商売とは言え相手もやはり同じ人間
「お客なんだから金払えば済むだろう」と奢らず「食事をする場所に行く」という事を踏まえ、ファンらしく節度ある行動をお願いしたい。

(小)

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