ストーブが恋しくなるこの時期に野球界でまた一つ大記録が生まれた。
11/25 鹿児島・鴨池球場で行われたマスターズリーグ、札幌vs福岡(1回戦)において福岡ドンタクズ・松永浩美選手が5回裏松沼雅之投手から二塁打を放ち、マスターズリーグ通産96本目のヒットを記録。現役時代に残した1904本と合わせ記念すべき通産2000本を達成。
ようやく辿りついた2000本。前々から松永の記録達成について気にはなっていた。
現時点ではあくまでも2000本という数字は参考程度の話であり、彼の通産成績はあくまでも1904本。
ただ私見を言わせてもらえばメジャーリーグの公式記録を加算している現状を踏まえれば、別にマスターズリーグの記録をプラスしてもいいじゃないという理屈は成り立つと思う。
例えばプロ現役当時一本のヒットも打てなかった打者(投手だって構やしない)がマスターズリーグに入ってから猛打を奮い、70歳で2000本の記録達成となればこれはこれで前人未到の素晴らしい記録だと賞賛されても良いはずだ。
名球会自体、ただの親睦団体の一つにすぎないものだが、今ではプレイヤーたちの“一流選手としてのステータス”となっているのも事実。
そこで会を仕切っているカネやんにお願いしたい。
ここは一つ貴方の男気を見せて、彼の名球会入りを実現させてみては如何でしょう?
マスターズリーグというもの、レジェンドたちによる顔見世パンダ興行だけでは面白くない。
あくまで“プロ野球シニアリーグ”として繁栄し続けて欲しい。
現役時代に成し得なかったこと、そしてやり残したことを再チャレンジする場となるようにと願いを込めたい。
そして…マスターズリーグから再びプロ野球の世界へ舞い戻る、そんなケースが実現すればさぞかし痛快な気分にさせてくれよう。
(竹)